神戸女学院大学・見学セミナー
先日、建物見学のセミナーで神戸女学院大学に行ってきました!
ボクも知らなかったのですが、現在兵庫県西宮市にある神戸女学院大学は
1875年神戸市中央区山手通り(現在の異人館の近く)に開校され
その後1933年に現在の西宮市岡田山に移転されました。
今現在の場所に移転した時、校舎の設計されたのが
建築家ウイリアム・メレル・ヴォーリズ氏で
ヴォーリズは云わずと知れた有名な建築家ですが
そのヴォーリズが設計した建物が今でも神戸女学院大学には非常に
きれいな状態で保管されており、とても見ごたえがありました(^^)
敷地内にある幾つかの建物の中でも最も美しい建物と
言われているのが、図書館です!
図書館は中庭に面した他の建物と並んで建っているのですが、
とても素敵な建物でしたよ!
そして驚いた事に
建物内の、ほとんどの照明器具や家具は当時(1933年)のモノが
そのまま残っているんです、
これは色々な古い建築物の中でも非常に珍しい事なんですよ!
何故かと言いますと
ほとんどの歴史のある学校は、外観はそのまま残っていても
建物内にあるほとんどの備品類は、学生運動の時代に
壊されてしまっているそうなんです(T_T)
ところが
神戸女学院大学はその名の通り女学校ですので、もちろん学生運動も無く、
普段から学校の方々が行き届いた管理がされているので
昔のままの状態が保たれているんですね~!
建物に使用されている窓枠も今では珍しいスチール製のサッシそのまま使われていて、
機能面ではアルミサッシには全く及びませんが、
スチールサッシにはアルミサッシにはない趣きがあってボクは好きでなんですよ~!
普段は部外者の見学は禁止されているのですが、
年に数回だけ予約制の校内見学ツアーもあるみたいですので、
もし機会がありましたら皆さんも参加されてみてはいかがですか
オススメですよ(^^♪