綿業会館を見学
今回は、大阪が誇る、
わが国有数の倶楽部建築である
日本綿業倶楽部(綿業会館)をご紹介します。
この綿業会館(めんぎょうかいかん)は
約80年前、大阪が「東洋のマンチャスター」と呼ばれ
紡績業が基幹産業の1つだった
1931年(昭和6年)に、
当時150万円の予算を掛けて建築されました。
みなさんピンと来ないかもしれませんが
当時の150万円は現在の価値に換算すると
なんと約70億円です!!
同じ年に再建された大阪城天守閣に掛けられた費用が
150万円と言われていますので、
天守閣が建っちゃう金額で7階建てのビルを建てた事になりますから
それだけを聞いても、
いかに贅を尽くした建物なのかが想像出来ますよね~(+_+)
設計者は「様式建築の達人」渡辺節(わたなべせつ)、
そして主任設計士が村野藤吾(むらのとうご)
当時、非常に活躍した建築家が担当されました!
普段、綿業会館は会員制になっていますので
一般見学日は月に1度(予約制)だけですが
ボクは、一般見学日と別の機会に行かせて頂いたので
普段は見学不可の場所もジックリ拝見さてもらえました(*^^)v
折角ですので、チョコっとだけ内装のスゴイさを
説明させてもらいますね !
◆談話室・壁面の吹抜け天井まであるタイルタペストリーは
全てオリジナルの清水焼
◆会員専用の食堂欄間には、ガラスが貴重だった時代に
非常に美しいデザインのエッチングガラス
◆鏡の間とも言われている、会議室は細部の装飾も美しく
床石はアンモナイトの化石が入った天然石
しかし、綿業会館の素晴らしさは
とてもボクの拙い文章では伝えきれませんので
写真を多めにアップしておきますね(^^)v
ボクの知っている範囲で
綿業会館は
数ある大阪のレトロモダン建築の中でも
豪華さ・美しさ共に間違いなく最高レベルですので、
毎月第4土曜日(有料)に事前予約制で館内見学が出来ますから
是非機会があればご覧下さいね!
(遠方の方でも見に来られる価値は充分にありますよ)
最後に
綿業会館とは、
大阪がかつて世界と肩を並べ・日本で一番の人口を抱えた約80年前
『大大阪(だいおおさか)』と呼ばれた時代を
少しだけ感じられる素敵な空間です(#^.^#)
綿業会館 http://www.mengyo-club.or.jp/